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永福の日々是好日

米国から南仏コートダジュール、そして日本定住。日々思ったこと感じたことをありのままに。

強い女ってカッコイイ『モアナと伝説の海』

久しぶりに映画を見てきた。『モアナと伝説の海』である。

アメリカで暮らしていた頃は新しい映画が出る度に、友人たちと見ていたのだけど、日本に帰国してからというもの映画館が遠かったり、高かったりで、結婚後は月島氏があまり映画好きないことも手伝いさらに足が遠のいていた。そしてフランスの映画館ではなぜか字幕版がなく、あるのはことごとくフランス語の吹き替え版のみ(゚д゚)(考えてみればこれもお国柄?)なので、行く気もせず。

この、『モアナと伝説の海』、テレビのCMでクリップを見てからずーーーーっと見たかった。私もそこそこいろいろなところに行ったことがある方だと思うけど、それでもやっぱり一番好きな国は?と聞かれたら、ハワイ♡と答えてしまうくらいハワイが大好きで、この映画はまず舞台がハワイ、そしてすごくチャーミングな主人公のモアナ、そしてもう一つ私の大好きな水のアニメーションがこれまた素晴らしすぎて一目ぼれ。

Moana.jpg
(ディズニー モアナと伝説の海 映画公式サイトより)子ども時代のモアナはBarbara Bradleyのハワイの子どもたちの絵を思い出す。

結論、思った通り・・・てか期待以上?に良かったぁぁ~!ヽ(≧∀≦)ノ期待もかなり高かったけど、十分こたえてくれた感じ。個人的にはアナと雪の女王(アナ雪については、もしかしたら監督はもっと高尚なレベルでのテーマで製作したのかもしれないけど、往々にして、自己内観して悪いところを改善することをしない己の単なる怠惰さを、それで良いの♡そのままでいいの♡と言ってくれる免罪符を求める人たちにとっては恰好の的となった、自己憐憫浸りまくりな映画として間違って捉えられていた気がしてならない。)も、ズートピアも正直いまいちピンとこなかったけど、モアナはきたっす。

もはやハワイの文句なしの美しすぎる情景の素晴らしい表現や、一目見て引き込まれるモアナのキュートさは言うまでもなく、私が個人的にこの映画で感動だったのは、なんといっても両親含め周囲のひとたちにいかに理解されずとも反対されようとも、しっかりと何が正しい道かを自ら迷いながらも見極めて、信じる道をただ一人勇敢に進むモアナの姿だった。

(※以下、ネタバレ注意)
時に逆境や孤独に打ちひしがれて、漂う船の上で一人涙し絶望したモアナに、唯一の理解者だった亡くなったタラおばあちゃんがエイに生まれ変わって駆けつけて語り掛けるシーンもぐっときた。

思えば私はどうも幼少期から、強い女性が戦う姿に憧れるふしがあるようだ(-∀-)。忘れもしない小学校時代、10歳くらいの頃に観たエイリアン2で、主人公リプリーが、エイリアンクイーンとマシンを装備して戦うシーンがあるのだが、生き残った少女ニュートを襲おうとするクイーンに、「get away from her, you bitch!!」という、まさにあの台詞とレプリーにノックアウトされたあの時から始まっていた。あれを見た時は文字通り全身鳥肌モノというか、猫だったら背中の毛が逆立つようなそんな衝撃で、以来エイリアンも、レプリーも、大好きな映画のひとつになっている。

話は戻って、モアナが一人で航海している姿を見ながら、以前見て大好きになったMaidentrip(邦題『世界を旅した14歳』)という映画に出てくる少女を思い出した。
maidentrip.png
この映画はノンフィクションのドキュメンタリー映画で、両親が幼くして離婚し、妹達を連れて出て行った母親と離れ、父親と生活することを選んだ13歳のオランダ人少女Laura Dekkerが、たった一人帆船で世界一周の旅する決意を固め、その2年間の航海の軌跡を追った映画だ。

彼女の父も船が大好きで、彼女も船上の住まいで育ち、幼いころから船のある暮らしをしてきた。そのおかげで幼少期から船の扱いはお手の物。色々な家庭の事情から、すべての社会生活から人間関係から離れ、1人生きることに心地良さを見出すLaura。そんな彼女が若干13歳で世界一周の航海旅行へ出たいと決めたは良いが、あまりの幼さと危険さにオランダ当局と約10ヵ月にも及ぶ裁判になってしまう。しかし長い裁判での闘いの結果、彼女は14歳でついに一人世界一周の航海に出る。

彼女の乗ってる船がまた小さくて、嵐や荒れた海で何日も停電になったり、水浸しになったりと、ほんとうに大丈夫なんか?と素人的には何度も思いハラハラ。海賊のいる治安劣悪な危険地帯の航海や、高い航海技術を必要とする難関の場所を通ったり、行く先々の国々ではボートから降りて14歳の少女が一人で現地で水や食料を調達し、船を修理し、・・・とかっこよすぎてかっこよすぎて。さすがに2年航海とかは絶対世界がひっくり返っても無理って思うけど。

とはいえかくいう私自身も、物心ついたころからそれなりにいろいろあって、Lauraよりもプラス3歳ではあるけど17歳で日本を飛び出し、以来ずっと異国で一人生活していた時がある。だから、Lauraの気持ちはとてもよくわかる気が勝手にしている。

一人で異国で生活していた間には、身の危険を感じることや、命がけみたいな経験もいくつかしたから、余計にあらゆる苦難を誰の助けもかりられない状況下でとことん一人で乗り切ろうとする女性の姿に共感を覚えるのかもしれない。同時に、自分の中にある弱さに対して、だからこそこういう強い戦う女性に憧れるのかもしれない。人の中にいて感じる孤独は、一人きりで自由さの中で孤高に生きることとは違う。

・・・とまあ、自分がなぜこんなに勇敢に強く女性が一人戦う姿に心惹かれるのかはわからないが、今回モアナを見ていて、ふとこのMaidentripのLauraと姿が重なった。

こういう映画を見ると、見たときだけ一瞬だけですぐ忘れるけど、日ごろの甘えや依存心も消え失せて、いかん!目指すべきはこっちじゃ!!みたいな、初心忘れるべからず・・・みたいに身が引き締まる思いがするのだった。

ま、モアナはそこまでヘビーな内容ではなく、でもメッセージ性はしっかりあって、個人的にとっても良い映画だった。監督はモアナを描くのにジブリのキャラクターを参考にしたらしい。そして、今世界各国で自然のバランスが崩れていることへの危惧、自然と人間の共存とバランスを描くことも大事なテーマだったとのこと。

今回行った映画館では吹き替え版しかなかったけど、台詞も歌も、訳がどうも?ピンとこない部分が多々あり(一瞬聞くとカッコイイ風だけど、結局何が言いたいん?というような)、今度はぜひオリジナルでもう一度見てみたいと思う。

や~ハワイまた行きたいなぁ♪
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