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永福の日々是好日

米国から南仏コートダジュール、そして日本定住。日々思ったこと感じたことをありのままに。

アレルギーによる無痛性甲状腺炎(橋本病)発症・再発について

調度フランスにいたころくらいから、
今思えば甲状腺炎であろう症状が沢山出ていました。

帰国後一度目の引っ越しを終え少し落ち着いた頃、
ふとしたきっかけで行った病院で血液検査をしたところ
甲状腺ホルモンの異常値が発覚し、
そこから内分泌系専門医、表参道の伊藤病院から分院した
長谷川内科クリニックを紹介されました。
そこで、無痛性甲状腺炎橋本病であろうという診断を受けました。

この時にも、異様な動悸・息切れが継続しており、
くたくたに疲れてベッドに横になっても、ひどい動悸がして
全く眠れないという状態が続き、慢性的な不眠症も併発したり
何かがおかしい、とは感じていました。

しかし無痛性甲状腺炎の厄介なところは、
表向きは甲状腺が腫れているわけでもなし、
数値も変動するのでたまたま炎症が落ち着いて
基準値内に入っている時に血液検査をすれば
そこまでの異常も認められず、
結局診断されないまま何年も・・・なんてことも。
現に私がそうでした。

甲状腺機能の亢進状態と低下状態を繰り返し、
なにかをきっかけに再発をしてはこの変動をいったりきたりします。
主な症状は、異様な汗、イライラ、ウツ、ひどい動悸と息切れ、
手の震え、生理不順、体重増加、ブレインフォッグ、強い疲労感、
慢性的不眠、低体温、このような症状がミックスで発生します。

その後、アメリカの論文等色々な文献を見てきて、
私自身に至っては、まずアレルギー疾患による慢性炎症と甲状腺炎が
絶対に関連しているという確信がありました。

そして、甲状腺炎が起きている時たいてい、EBVも活性している気がして、
その関連性についても調べてみました。

アレルギーとEBV、そして甲状腺炎との関連性、それぞれネットでサーチをすると、
アメリカのサイトは結構色々出てきます。
しかし、日本でこの情報を入れてヒットするのは、ほぼほぼ唯一
長崎甲状腺クリニックの長崎 俊樹医師の書いた情報のみ。

他のドクターはこの関連性について懐疑的なのか、
それとも単にサイトや論文等で公開していないだけなのか・・・。
分かりませんが、この長崎医師の書いたブログを読み、
個人的に自分自身が実体験から感じ、長年疑っていた関連性を明確に説明してあり、
ある意味救われるような思いがしました。

重度のアレルギー持ちとして、甲状腺炎治療においても
アレルギーを抜きにした治療は考えられず、
この部分をきちんと理解してくださるドクターでなければ
治療も片手落ちになる、そう感じています。

そして少しでもこの事実にオープンマインドで目を向けてくださる
内分泌系医師の方が増えることを願ってやみません。

<☆こちら☆>が長崎医師が書いたアレルギー(花粉症)と甲状腺炎(橋本・バセドウ)の関連性についてのサイトです

こちらのサイトでは、甲状腺炎の持病がある人で、アレルギー花粉症の持病もある人なら
誰でも(特にこれからの季節・・・)服用したことのあるメジャー抗アレルギー剤について
甲状腺炎との関連性上、服用をひかえるべき薬剤と推奨する薬剤等
についても
非常に分かりやすく書いてあり、大変有用ですのでぜひ一読ください。

個人的には、最近ザイザルの効き目が弱まりもっぱらクラリチン服用していたのですが、
クラリチンは抗生剤と化学構造が類似しているとのことで、
別の情報源も読んだ上、今後の使用は再検討したいと思っています。

また、食物アレルギーと花粉アレルギーのある方はすでにご存知の方も多いかと思いますが、
フルーツと花粉で構造が類似したものの表もありますし、
とにかくこのサイトでは、甲状腺炎の再発トリガーとなるアレルギーを防ぐための
総括的な情報が書かれており、大変有難いので、おススメです。

<☆こちら☆>が長崎医師の書いた論文(英語アブストラクト)です。
Biomed Pharmacother. 2007 Sep;61(8):472-6. Epub 2007 Mar 7.
Significance of thyroid blood flow as a predictor of methimazole sensitivity in untreated hyperthyroid patients with Graves' disease.
Nagasaki T1, Inaba M, Kumeda Y, Fujiwara-Ueda M, Hiura Y, Nishizawa Y.
Author information
Abstract
OBJECTIVE:
The peak systolic velocity (PSV) of the inferior thyroid artery (ITA) is increased in untreated hyperthyroid patients with Graves' disease (GD). We investigated the clinical significance of the ITA-PSV and its determinants in hyperthyroid GD patients.

PATIENTS AND METHODS:
ITA-PSV, together with thyroid volume, was measured by ultrasonography in untreated hyperthyroid GD patients (n=49) and healthy subjects (n=22). Established markers of GD activity such as TSH receptor antibody (TRAb), thyroid stimulating antibody (TSAb), vascular endothelial growth factor (VEGF) and immunoglobulin E (IgE) were simultaneously determined.

RESULTS:
ITA-PSV, thyroid volume, VEGF and IgE were significantly higher in hyperthyroid GD patients than in normal subjects. ITA-PSV in hyperthyroid GD patients was correlated positively with serum levels of FT(3), FT(4) and IgE, smoking index and thyroid volume, and negatively with total, HDL- and LDL-cholesterols, but did not correlate significantly with age, triglyceride, TRAb, TSAb or VEGF. In stepwise regression analysis, ITA-PSV showed significant positive and negative associations with IgE and LDL-cholesterol, respectively, in hyperthyroid GD patients. In the pre-treatment hyperthyroid state, FT(4) and ITA-PSV, but not IgE, were found to be significantly and positively associated with the maintenance dose of methimazole (MMI) required to keep serum TSH within normal range for at least 12 months.

CONCLUSION:
These results suggest that ITA-PSV in untreated hyperthyroid GD patients may reflect GD activity and thus MMI sensitivity.

PMID: 17420111 DOI: 10.1016/j.biopha.2007.02.002

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